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ダークナイトライジングが大変つまらない。どうしよう(The Dark Knight Rises)

いやぁ~、鬼才クリストファー・ノーランの映画って何か良いよね。

壮大でキッチリした感じでさ。カットが上手いよねカットが(よく知らんけど)

そういやクリスチャンベールのバットマンシリーズは「ビギンズ」と「ダークナイト」までしか見てなかったんだっけ。

よっしゃ。「ダークナイトライジング」を買って三部作を一気にダダ~ッと見るかな!

~7時間後~

おいおい、冗談だろ・・?

ライジングだけべらぼうにつまらねぇじゃねぇか。

伏線バラ撒いて、最終的にビギンズやダークナイトを巻き込んだ回収作業をキッチリこなしただけの映画じゃんよ。廃品回収業者か。

三部作の中でライジングだけ何が言いてぇか全く分からないんだよ。

ブルースの最後にしちゃ、ブルースらしくない終わり方っつーか、これが成長と捉えるべきなのか。

一応テーマは「希望と絶望」らしいんだが、絶望の部分がそんなに絶望じゃないから拍子抜けしてしまう内容だ。

渡辺謙(ラーズアルグール)の支配力と影響力強すぎてゴッサムの闘いが終わりそうな気がしない。

そもそもラーズの思想が厨二病で、そのラーズの意志を引き継いだ娘は更に厨二をこじらせてる。

もうゴッサムを潰す必然性が無いのに何をこだわってんだよミランダは。やり過ぎなんだよ。

悪役がどいつもこいつもアホのくせにインテリぶっていたり大きく見せようとしているから空回って観てる方が笑ってしまうような映画だった。

難しい所だけどバットマンの成長が逆に魅力をなくしてしまった。

何でブルース生きてんのよ~。

三部作全部に共通するのがブルースの苦悩と成長っぷりで、最終的に一人で考え抜いた結論や、宿敵との決着が痛快だったんだ。

それが私が感じる魅力だった。ま、全ての人に共通の基準があるわけじゃないから難しいとは思う。

ライジングだけ落ち着くところに落ち着いた感じ。

落ち着くところ≒アルフレッドの妄想するありふれた幸せandバットマンの街のシンボル化いわゆるハッピー系だ。

ちなみにブルースは生きてる。んでロビンに託してる。

うわぁ。ここがブルースっぽくねぇわ。ビギンズ→ダークナイトと一気に流れで見ると責任感が強かったブルースが「綺麗に終わらせて、後任に任せて」といったようなアルフレッドも言ってた通りなったのが残念。

ブルースの、あの深い悲しみと理不尽さに立ち向かうような意志が良かったのに。

で、それを消滅させるのはブルース自身の「死」である方がこの映画にはピッタリくる。

確かに映画の「ありきたり感」は出てしまう。しかしブルースの生い立ちと前作、前々作を考慮するに死んだ方がいいと思ってしまった。

前作ダークナイトの「ジョーカーの勝ちだな」ってセリフには痺れた。

バットマンの自己犠牲の精神が好きでこのシリーズ見てたんだが、それが無くなって残念かな。

確かにそれがブルースウェインの出した最終的な答えであり、成長と捉えるような内容になってるし伏線も張っているのだがね。

最大の失敗はブルースの精神的なダメージが少なかったところだ。

肉体的にしか痛めつけられてないなんてブルースに甘すぎる。

ダークナイトのジョーカーは人間の本質的な部分の弱みを突く純粋な悪があったのに、ライジングでは敵の方が本質的な弱さを見せてしまっている。

どこから突っ込めばいいか分からないくらいにボケ倒す映画。

○ 世界観

・指紋だけで破産する世界。指紋取ったら大金持ちに簡単になれる。何で不正取引に異議申し立てしないのか。明らかに悪が絡んでたら取引停止だろ。

・ゴッサムの警察がアホ揃い。とにかく極端に動く。だけどメンタルが鬼強い。トンネルに閉じ込められても彼らは「士気が落ちない(キリッ)」←馬鹿かw

ロビンも馬鹿だった瞬間である。

普通なら発狂もんだわ。

なるほど、こんな単純な馬鹿ばっかりだったらデント法あるのも致し方ないな。とも思わせるのが狙いか。

・最後は古代ローマとか日本の戦国時代の戦争チックに派手にバチバチやり合う。

単純だなぁ。

剣とか槍じゃなくて銃とかマシンガンを持ちながらうぉーーって言いながら突っ込み、なぜか肉弾戦に持ち込む。

そういう戦争って実際ないよね。最初に突っ込んだ人が死ぬ確立ほぼ100%だよね。誰もやりたがらないよ。

○ 悪役(全員ショボい)

影の同盟の目的がもはやネタ。「ラーズアルグール」のイメージ崩壊、バットマンの原作とか見てない人からは忘れてしまってもいいというレベルの存在になる。

そもそも何で忍者を使ったんだ。忍者ってそんなに世界を変えようみたいな目的もないだろ。本来の忍者の使命とは大きく違ってる。

ハリウッドの忍者作戦は浅ましい。これはビギンズもそうだが。

影の同盟がやけに派手にやりたがる。なんかもっと底知れぬ強大な組織かと思いきや、浅い考えの集まりだったよね。

ミランダの過去。女の子では絶対に登れないってあの壁は。無理がありすぎる。元野生児の私からすると小学生では握力がないのと背筋と胸筋がないから自分の身体を高い位置に持ってけねぇんだって。よってあのジャンプが必要なところは手がかかっても絶対に無理。そして身長180cm越えてるブルースですらジャンプして届かないのにどうやって届いたのが疑問。

ミランダの死に方、ポックリ逝く。外傷は見当たらない。よくある何か言ってから目を閉じてガクッと死ぬありきたりな死に方で吹いた。

ちなみにゴードンは無傷でピンピン。

 

ベインがショボい。ただミランダを愛してるだけかよ。たいして信念が無かった男。

恐怖を味方につけたブルースに一方的にボコされる。戦闘能力が逆転しすぎだろ。

最後は市民と一緒にいるところがもはや彼の価値を市民レベルまで下げてしまった。一緒にワーワーやるなよ(笑)

そして戻ってきたバットマンと揉み合う。急にレベル低くなったな。

そして、ベインの最後ショボすぎんよ~。

キャットにふっ飛ばされてそれ以降出てこなかったw

キャットに気付きもしなかったかぁ( ;∀;)

ベインが影の同盟を破門された怪物からどんどんヘタレになっていく様を見るのが忍びなかった。

○ ブルースサイド(正義側)

まずブルースの「ヒザ」が相当終わってるっていう認識が視聴者の全員にあったはずだ。

が、そんな問題は無かったことのように最後まで分からなくなる。

地獄の底の民間療法。ブルースの背骨は吊るして思いっきりグーパンで殴るだけでズレが治る。スーパーカイロプラクティックが炸裂する。

ブルースが満身創痍になったのにすぐに回復してキビキビ動くんだよなぁ。しかもなぜか強化してベインをボコせるまでに成長。

ってかヒザは?ヒザ完治か?軟骨すり減って激痛のはずだが。ってな感じに常にヒザが気になってたんだよ。

あの地獄の奈落の底はただの広い井戸の底。電気も衛星生中継も入る。ディズニーランドのアトラクションみたいないかにも作られた地獄。

そしてブルースは基本的にベインに放置プレーされる。ベインが優しいんだが・・。

地獄の割に良い人ばかりで看守なし。ロープがくさるほどあり登れそうな気がする崖。命綱がどういう仕組みで上から垂れているのか分からない構造。(ブルースが落ちても支えらるくらいしっかりと付けられた命綱)

そしてゴッサムまで無一文で移動できるブルース。

ゴードンの記憶力。「肩に毛布をかけてこの世界の終わりじゃない」だけでよくブルースだと気づいたな。

ってかバットマンがブルースって知らなかったのかよ。あの反応は。あっけにとられた顔すんなw

どんだけ洞察力ねぇんだよ。ダークナイトでランボルギーニで突っ込んでウェイン産業の財務コンサルを助けたシーンとかいっぱいあるだろうが。気づきポイントが。

アルフレッドが急にウザい爺さんに。散々悪さをしてきた謎多き人物から一転してただのお節介じじいに。

元からお節介ジジイだがビギンズとダークナイトは有能な気の利く執事だったんだよ。

ライジングのアルフレッドは無能も無能よ。墓の前でおめおめと泣くシーンは無能さ故にしっくりくるところもあったが。

二作目まで見た流れからするとアルフレッドの変化は失敗だと思ったね。確かにブルースが死んでほしくないってのはダークナイトあたりからチラホラ言ってたけど。ブルースを理解して許してたんじゃなかったのかよ。

ライジングのアルフレッドの見せ場は最初と最後以外はクソだった。レイチェルの手紙燃やしたの言わなかった方がいいだろ。そんなこと言うのがアルフレッドらしくない。ただのジジイ。

 

○ 個人的な感情込み込みの残念だったところ

 

ミランダことタリアのクソ女のせいで二回目みると胸糞が悪い。ブルースと一発ヤるシーンは最高に腹が立つ。綺麗な勝間和代みたいな顔しやがって。(ブルースもブルースだわ。軽い男じゃなかったのに軽すぎだろ)

全体的に無能が多い。ブルースも今回微妙なんで、無能vs無能の戦いだから見る側が熱くなれないんだよ。

ダークナイトは有能vs有能だったよねぇ。

良かった点

・キャットウーマン。アンハサウェイ可愛いしアクションも良かった。キャラクターとしてぶれなかった。

・クレイン博士の落ちぶれ。あいつ面白いわ。ジョークも良かった。ビギンズですでに中盤あたりから落ちぶれてたからその流れを上手く踏襲したね。

・ルーシャス。変わらない安定感。

・ブルースの遺言。これだけ唯一ブルースらしいというか心のこもっていた文章だったかな。

 

まとめ~こうして欲しかった~

ただディスって終わるだけでは「口だけの能無しのくせにノーラン様に偉そうに」とノーラン信者様たちに思われてしまうな!

よし、じゃあ私がシナリオを書いてみよう。

まずベインの設定をしっかり持たせる。ベインをもっとヒールとして際立たせる。タリアが好きだったってのを前提にしてもベイン自体に信念があれば良かった。

提案①ベインにアルフレッドをぶっ○させる。バットマンの心を折るのに一番身近でしかも最後に嫌な別れ方をしたアルフレッドをベインが殺っちゃうと。見せつけてやるんだバットマンに。そうじゃなきゃ真の意味で心が折れないだろ。

提案②その後にバットマンをボコボコにして、ブルースウェインを街中の目立つところに張り付けの刑にしてバットマンだということをバラして辱める。

ビギンズでバットマンがマフィアを張り付けてたからそれを逆にやってやるんだ。シリーズ作の伏線ってのはこうやって回収するんだよ。だっせぇバットマンが見たいんだよ。

ゴードンが手紙バラされた赤っ恥シーンがあったのにバットマンが最大の隠し事をバラされないなんてフェアじゃないよな。市民の反応も見たいしね。

とにかくバットマンに「大切な者の死」と「羞恥心」のWショックによる精神的崩壊くらいさせんとベインが何がしたいのかが分からなくなる。

「うわっ、えげつねぇ」くらいがちょうどいいんだよ。尻すぼみになるくらいだったら。

そっからRISESよ。ウェイン家の三人の墓(両親とアルフレッド)の前でゴードンとブルースが話し合う。「アルフレッドは僕のせいで死んだ・・」「ウェインさん・・あなたはやれるだけのことはやった」

ルーシャスがアルフレッドの亡くなる前の遺言をブルースに伝えにやってくる。そこでブルースはルーシャスにベインを倒すためにとんでもない要求をする。

「あなたらしい」と笑うルーシャス。

ベイン&タリアを倒すが中性子爆弾を止められず。バットと共に沖に行き爆発、ブルースウェイン死亡。

ブルースの銅像が立ち、ゴッサムの貧しい人々が嫌っていた「金持ち」への偏見や虚像が完全に剥がれ落ちる。ブルースのおかげで。

ベインの考えは根本的な間違いということに市民が気づく。ブルースこそが正しい。思いやりや自己犠牲、自分に出来る範囲で最大限の行動、世の役に立つ。これを教えてくれたと。

金持ちでも心が腐ってないものもいる。富を分け与えているものもいるんだと。

そしてデント法なしで民主主義によってゴッサム平和へ。

(まぁ、これくらいでいいだろ・・)

バットマンっぽくない!?

いいんだよ。シリーズ完結だから。

中途半端にいい映画っぽい雰囲気にするのが見るに耐えなかったっしょ?メリハリをつけるんだよ。

でもさぁ、自分で書いてて思ったよ。

映画って難しい(>_<)

辻褄が合わなくなるし、パズルみたいに複雑だったんだね。

ごめんなさいノーラン!